色で伝える。RGB-LEDテープライトで「見える化」した通行管理【カイゼン事例】

製造現場では、工程ごとに人やものの動きを管理するための仕組みが欠かせません。
現場での人の動線管理は、安全性と生産性を両立させるうえで非常に重要です。
今回は、工程内の通行エリアにてRGB-LED-TAPE-Fを導入し、赤外線センサーの誤検知によるライン停止を防止した事例をご紹介します。

 

従来の課題:積層信号灯の視認性が不十分で、センサーを無効化しないまま通行

従来は、信号灯による通行状態の表示が使われていました。しかし、

  • 信号灯の光の視認性が悪く、作業者の視界に入りにくい

という課題があり、作業者がセンサーが有効なままであることに気づかず通行し、ラインが停止してしまうというトラブルが発生していました。

 

解決策:LEDテープライトで「視認性」と「施工性」を両立

そこで採用されたのが、RGB LEDテープライト RGB-LED-TAPE-F型です。
RGBカラーのスイッチングボタンを制作し、「緑=通行可能」「赤=通行禁止」といった明確な視覚サインを作ることができました。
この製品は、溝幅10mmのアルミフレームにぴったり納まり、スマートな形で通行者の視界に入るよう設計・設置いただけます。

操作方法:
作業者がボタンを押すと、赤外線センサーがOFFになり、LEDが「緑」に点灯。通行後に再びボタンを押すことで、センサーがON、LEDは「赤」に戻ります。

設置方法:

LEDテープライトを10mm幅のアルミフレームに組み込み、通路脇へ設置。限られたスペースでもスマートに収まります。

※8mm幅のアルミフレームに納まるRGB-LEDテープライトもございます。
▶︎製品の詳細はこちら

配線について:
工場内の24V電源と直結することで、ACアダプターなしで稼働。既存の電源インフラを活用しました。

 

導入後の効果:一目で「通行OK」が分かり、トラブル激減

LEDの色で通行可否を即座に把握できるようになったことで、作業者がセンサーの存在に気づかずに通行してしまう事象が減少。
結果として、赤外線センサーが意図せず作動し、ラインが停止してしまうといったトラブルがほとんどなくなりました。特に、複数人が入れ替わる現場では、「誰が見ても分かる」表示が重要で、RGB-LEDテープライトの視認性がその課題をクリアしました。

 

安全・効率・見た目もスマートに

RGB-LEDテープライトは、警告灯の他にも柔軟な見せ方が可能です。
今回は通行管理での事例でしたが、作業状況のステータス表示や注意喚起、工場内の安全柵など、さまざまな用途で活用が期待できます。

現場での安全管理やオペレーション改善において、「誰でも分かる」「状態が見える」仕組みは小さく見えて効果は大きいものです。製造現場の「見える化」に、RGB-LEDテープという選択肢を加えてみてはいかがでしょうか。

 

製品情報

RGB LEDテープライト RGB-LED-TAPE-F型 ドットレスフルカラータイプ

  • RGB調色が可能なテープライトです。ピンクや青、紫などシーンに応じて色を変更することができます。
  • 溝幅10mmのアルミフレームに納まります。
  • 50mmピッチでカットできます。
  • LED素子が見えないドットレスです。

※2025年7月10日時点の内容です。